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第一回  リュート

こんにちは。Gakkieです。
いきなりですが、最近仕事で民族楽器を扱う事が多く、 どれも面白いものばかりなので
「これはいっちょ紹介してみるか」 ということでこのコーナーを作ってみました。
第一回目はリュートを御紹介します。

リュート。ふだんあまり耳にする事が無い名前ですが簡単に説明しますと、 こいつは実はギターやチェンバロの御先祖様にあたる古楽器で、 中世のヨーロッパに端を発しているそうです。 初期の頃は4〜5コース(*注1)だったそうですが演奏の幅を広げる為 どんどんコースが増えていきルネサンス期には最大14コース28弦にまで なったそうです。ここまでくればもはや人間の手では弾けなくなってきて 鍵盤楽器(チェンバロ)へと進化していったそうです。 実際、チューニングや大きさ等も完璧に決まっている物ではなく 用途や作り手(リューザー)によっていろいろあるそうです。

見た目には琵琶の様な格好をしていますが、フレットが釣り糸みたいな物を ネックに巻いてあるだけなので、演奏中にフレットが動きまくって すぐにピッチが狂います。厄介な楽器です。

実は今回、道頓堀ダイバーズのWACHA氏の演奏でレコーディングを敢行!
2006年1/26にバンプレストさんから発売されるPS2ソフト『アル・トネリコ』 というゲームの中で石橋優子が歌う『そよかぜのうた』のバッキングをやってます。 サントラも出るので是非聴いてみて下さい。

その時の写真がこちら
かなり苦戦してました(^^;

今回は同じく『アル・トネリコ』で歌を歌っていらっしゃる 志方あきこ氏所有のルネサンスリュートをお借りしました。

今回使用したのは8コース15弦のおそらくテナーリュート。 割と小振りで、軽いです。
見た感じボディートップ材はスプルース
バック材はメイプル
ネックは黒檀
チューニングはオーソドックスな8コースリュートのチューニング で
低い方から(DD-FF-GG-Cc-FF-AA-dd-g) という感じで録音してみました。

ちなみに1コースのみ単弦で これは本来メロディー弦だそうです。

テンション(*注2)は、限り無く緩くしっかり弾かないと きちんと音が出ないくせに、強く弾くとピッチが狂います。(><)

真ん中の「ローズ」と呼ばれるサウンドホールは美しい透かし彫りの 彫刻になっており、調度品のようでした。

ヘッド部分がネックに対して90度後ろに曲っているので第一フレット を押さえるのは割と厳しいです。

何とも出来損ないの楽器に聴こえますが 音は最高! 独特の響きを持っており実に癒される優しい響きです。

つい欲しくなってしまいました。

しかしお値段の程は安い物でだいたい25万円くらい! そのうえ完全受注生産なうえにリューザーさんの数も限られている為 注文してから手元に届くまでに半年以上もかかるとか・・・

やってられるかー!

そんな訳でこれからもどんどん変な楽器を紹介していきたいと思います。

(*注1) 弦楽器で基本的に一音として演奏する弦の束。 例えばギターなら6コース6弦。ところが12弦ギターの様な 2本で1組みの弦が12本張られているいわゆる複弦がある場合は 6コース12弦となる。

(*注2) 弦の張り具合。
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