![]() |
Gakkieが民族楽器など、変わった楽器を紹介するコーナー。 |
第七回 薩摩琵琶 祇園精舎の鐘の音〜諸行無常の響きあり〜 っと言う訳で久々の更新Gakkieの『変な楽器ぃ』第7回。 今回御紹介するのは薩摩琵琶奏者の荒井靖水氏の御協力の元 『薩摩琵琶』のご紹介でございます。 |
|
琵琶というとみなさんまっ先に想像するのは『耳無芳一』
だと思うのですが、芳一さんが弾いてたのは『平家琵琶』といって
今回紹介する『薩摩琵琶』よりもかなり小さく撥(ばち)の形も
どちらかと言うと『三味線』の物に近い形状をしております。 ですので上にちょこっと書いた平家物語の一節と今回のコラムは 微妙に無関係です。。。。。。といっても実際薩摩琵琶でも 平家物語は演奏はされるそうです。 琵琶には『雅楽琵琶(楽琵琶)』や『盲僧琵琶』『筑前琵琶』など 他にもいろいろあります。 |
|
さてこちらがよくある(いや、めったにお目にかかれませんが)タイプの
薩摩琵琶です。
薩摩琵琶はおおむね四弦四柱(柱とはギターで言うフレットね)だそうで
胴体は『桑』で出来ているそうです。裏と表に分かれていて張り合わせ。
裏はなんと削り出し!
しかし本来『桑』はそんなに大きく育つ植物では無いので
なかなか作れないらしく、張り合わせのものもあるとか。
超簡単に歴史を説明すると、戦国時代に時の領主『島津忠良』が藩士の精神教育の為に 盲僧の『淵脇了公』と言う人を呼びつけ『盲僧琵琶』を改良して作らせたのが始まりだとか。 現在は殆どオーダーでしか手に入らないらしいです。 調律は様々で一応決まりはあるらしいのですが、本来歌に合わせる為 歌い手のキーに合わせて変えるのだそうです。 例えば、歌い手が女性だと『ド・ソ・ド・レ』とか『ド・ソ・ド・ファ』など。 男性だと『ソ・レ・ソ・ド』や『ソ・ソ・レ・ソ』など。 ただ、これに限った物でも無く、用途に合わせて様々だそうです。 ちなみに一弦と三弦は(弦を『絃』とも書く事がある)同じ音に調律する ことが多いとか。弦は絹糸製。 柱は上から大干/上柱/中柱/下柱と呼ばれ、ホウの木で出来ています。 『ド』に調律した弦の大干を押さえると半音上がり『ド#』 上柱を押さえると『ファ』まで上がり中柱だと『ソ』、下柱で『ラ』まで 上がるそうです。実際はあまり大干は使わないらしいです。 しかもこれだけの音程しか無い為、弦を強く押さえて、そのポジションより 遥かに高い音までベンドアップして使うそうです。 ギターで言うチョーキングみたいなもんやね。 |
|
撥は黄楊(つげ)で出来ていて横に相当広いです。 これは薩摩琵琶の大きな特徴で、琵琶を立てて抱え、撥で横に払い 叩きつけ、力強い演奏が出来る様改良された点だそうです。 |
|
WACHAも少し教えてもらいながら弾いてみましたが・・・・
やはりギターとは勝手が違いなかなか苦戦しておりました。 |
![]() |
![]() そしてこちらが『五弦薩摩琵琶』 基本は四弦と変わりませんが柱と弦の数が多く、一番高い弦が 複弦になっております。リュートの逆、私所有の月琴と近い構造ですね。 つまり『5弦4コース』ということです。 糸巻きの数が多いでしょ♪ |
![]() |
最後に荒井氏と嬉しそうなWACHAの2ショットでお別れです。 ではまた次回。 |